スタンド・バイ・ミー
2011年04月26日
えいじです
本日もやってまいりました、火曜映画劇場。
今週紹介いたしますのは、「スタンド・バイ・ミー」という映画です。

既に御覧になったことがあるというかたも多いと思います
話自体は、4人の少年が夏のある日に死体探しの旅に出掛けるという単純な話です
しかしですねぇ、この映画には秘めたる力があります
恐らく昔この映画を観たことがあるかたも現在見直してみると、昔観たときと感じ方が変わっているはずです
時(歳)とともに、感じ方が変化しているのですねぇ
自分は今までにこの映画を2回観たことがあります。
1回目は中学の時でした
その時は、単に客観的な目線で楽しみながら観ることができました
2回目は最近観たのでしたが、この時は前とは違った感情がわいてきたのです
小さい頃の自分と登場人物を重ねることができ、自分も一緒に冒険しているような気持ちを感じることができたのです
なんと不思議なことでしょう
普通でしたら中学の時の方が映画を観ているときに主人公たちとの一体感などを感じやすいように思います
しかしこの映画の場合は、中学の時の方が逆に客観的に感じてしまうのです
そして歳をとって観たときの方が、劇中の少年たちと一緒に冒険をしているような感覚を味わうことができ、
少年たちに共感することができるのです

さらに、その場所の空気や匂いなども、歳をとって観たときの方が多分に感じとれるのです
ほかの映画においてこんなことはありません
小さい頃の方が感性が豊かなこともあり、普通はその時観た方が映画との一体感は感じやすいものです
特にこの映画のように、旅にでるという話の場合は尚更です
では主人公が少年たちだったから、逆に小さい頃観ると一体感を感じにくくなってしまうのでしょうか
しかし、少年たちが冒険するという話の映画で小さい頃に観た映画でも、一体感を感じることはできました。
この映画のように、小さい頃観た時の方が一体感をえられなかったと感じた作品は稀です。
小さい頃は常に新しいものを求めています
そのこともあり、小さい頃は映画の中に非現実的なものを求める傾向があります。
「スタンド・バイ・ミー」は、子供の頃の純粋な心や、その心の繊細な動きなどを描いている作品でもあるため、観ている側が劇中の主人公たちと同年代であると、描かれていることが当たり前の心の動きに感じ、観ているときに新鮮味を感じることがなく、ただただ客観的に感じてしまうのでしょう
また、「スタンド・バイ・ミー」は子供の心の動きを現実味を交えつつ描こうとしているので、逆に現実的な描写のものは、映画に非現実的なものを求めようとする年代には受けいれにくく、客観的にとらえてしまうのかもしれません。
話が若干それてしまいましたが、とはいえ「スタンド・バイ・ミー」は名作として有名な作品です
観た時により感じ方が変わりはしますが、つまらないと感じることはありません
むしろ、時により感じ方が少しでも変化する作品の方が観ていて面白いです
最近観た時は、不思議なくらい子供の頃の思い出がよみがえり、
「昔の友達はどうしているのだろうか」だとか、
「あの頃ってよくああいうことをやったなぁ」だとか感傷にふけってしまいました
この映画を観ると、本当に様々な時の観点から様々なことを考えることができます
こういうことを考えることができる数少ない映画です
この映画の原作は、原作者スティーブン・キング(「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」の原作者)の自伝的な要素が多大に含まれた物語だということもあり、必見です


それではみなさん、また次週お会いいたしましょう
さよなら、さよなら、さよなら
えいじ
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本日もやってまいりました、火曜映画劇場。
今週紹介いたしますのは、「スタンド・バイ・ミー」という映画です。

既に御覧になったことがあるというかたも多いと思います

話自体は、4人の少年が夏のある日に死体探しの旅に出掛けるという単純な話です

しかしですねぇ、この映画には秘めたる力があります

恐らく昔この映画を観たことがあるかたも現在見直してみると、昔観たときと感じ方が変わっているはずです

時(歳)とともに、感じ方が変化しているのですねぇ

自分は今までにこの映画を2回観たことがあります。
1回目は中学の時でした

その時は、単に客観的な目線で楽しみながら観ることができました

2回目は最近観たのでしたが、この時は前とは違った感情がわいてきたのです

小さい頃の自分と登場人物を重ねることができ、自分も一緒に冒険しているような気持ちを感じることができたのです

なんと不思議なことでしょう

普通でしたら中学の時の方が映画を観ているときに主人公たちとの一体感などを感じやすいように思います

しかしこの映画の場合は、中学の時の方が逆に客観的に感じてしまうのです

そして歳をとって観たときの方が、劇中の少年たちと一緒に冒険をしているような感覚を味わうことができ、
少年たちに共感することができるのです


さらに、その場所の空気や匂いなども、歳をとって観たときの方が多分に感じとれるのです

ほかの映画においてこんなことはありません

小さい頃の方が感性が豊かなこともあり、普通はその時観た方が映画との一体感は感じやすいものです
特にこの映画のように、旅にでるという話の場合は尚更です

では主人公が少年たちだったから、逆に小さい頃観ると一体感を感じにくくなってしまうのでしょうか

しかし、少年たちが冒険するという話の映画で小さい頃に観た映画でも、一体感を感じることはできました。
この映画のように、小さい頃観た時の方が一体感をえられなかったと感じた作品は稀です。
小さい頃は常に新しいものを求めています

そのこともあり、小さい頃は映画の中に非現実的なものを求める傾向があります。
「スタンド・バイ・ミー」は、子供の頃の純粋な心や、その心の繊細な動きなどを描いている作品でもあるため、観ている側が劇中の主人公たちと同年代であると、描かれていることが当たり前の心の動きに感じ、観ているときに新鮮味を感じることがなく、ただただ客観的に感じてしまうのでしょう

また、「スタンド・バイ・ミー」は子供の心の動きを現実味を交えつつ描こうとしているので、逆に現実的な描写のものは、映画に非現実的なものを求めようとする年代には受けいれにくく、客観的にとらえてしまうのかもしれません。
話が若干それてしまいましたが、とはいえ「スタンド・バイ・ミー」は名作として有名な作品です

観た時により感じ方が変わりはしますが、つまらないと感じることはありません

むしろ、時により感じ方が少しでも変化する作品の方が観ていて面白いです

最近観た時は、不思議なくらい子供の頃の思い出がよみがえり、
「昔の友達はどうしているのだろうか」だとか、
「あの頃ってよくああいうことをやったなぁ」だとか感傷にふけってしまいました

この映画を観ると、本当に様々な時の観点から様々なことを考えることができます

こういうことを考えることができる数少ない映画です

この映画の原作は、原作者スティーブン・キング(「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」の原作者)の自伝的な要素が多大に含まれた物語だということもあり、必見です



それではみなさん、また次週お会いいたしましょう

さよなら、さよなら、さよなら

えいじ

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Posted by えいじ at 23:59│Comments(0)
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